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コンタクトレンズトラブルについて
コンタクトレンズは目の表面(角膜、結膜)に直接触れるため、使い方を間違えると思わぬ目のトラブルに悩まされる場合があり、注意が必要です。
コンタクトレンズトラブルの原因
- 長時間の装用
- レンズの汚れ
- 定期検査が不十分
- ドライアイやアレルギー性結膜炎 など
コンタクトレンズによるトラブルや病気
- 酸素不足や乾燥による角膜傷害
- 角膜感染症
- アレルギー反応による炎症 など
多くはレンズの使用をやめ、点眼薬を投与することで症状は改善しますが、失明に至るような重篤な場合もあるため、自己判断で使用を続けないようお願いいたします。
自覚症状がなくても、レンズが汚れていたり破損したりしている場合もあります。コンタクトレンズライフを楽しむために、また、目の健康を守るためにも、眼科の担当医師の定期的な検診を受けるようにしてください。
使い捨てコンタクトレンズ使用時の注意
装用感がよく、ケアが容易な方である使い捨てソフトコンタクトレンズの使用者は、学生などの若年層を中心に増えています。使い捨てレンズは清潔で、1枚が安価であり、アレルギー性結膜炎の方やスポーツをする方にもおすすめです。
しかしその一方で、コンタクトレンズの使用による目の障害の調査でも、使い捨てレンズによる障害件数が増えています。これは、使い捨て期限を守らなかったり、消毒をせずに使用したりすることが原因といわれています。
使い捨てコンタクトレンズを使用する際は、以下の点を守るようにしてください。
- 使い捨て期間を厳守する
- レンズを着けたまま眠らない
- 正しいケアを行う
- 調子がよくても3カ月に1回は眼科で定期検診を受ける など
こわい角膜内皮障害
角膜は外側から、上皮・実質・内皮の3層構造をしています。内側にある内皮には角膜の透明性を維持する役割を持つ細胞が集まっていますが、コンタクトレンズの誤った使用や汚れなどが原因で角膜への慢性的な酸素不足が生じると、自覚症状がないまま、細胞数が減少します。
一定数を超えて減少すると角膜が濁り、視力が低下しますが、内皮細胞は新たに作られることはできないため、治療には角膜移植が必要となってしまいます。
角膜内皮を減らさないためには、
(1)より酸素透過性の高いレンズへ変更する
(2)装用時間を短くする
などの対応とともに、定期検査で早期発見することが重要です。